2023/02/24 13:16
南港で製茶体験に参加して来ました。南港は台湾の包種茶の発祥の地です。
包種茶といえば坪林が有名ですが、茶畑は減ってはいるものの、南港でも数件の茶農家がまだ包種茶つくりをしているそうです。
場所は南港茶葉製造師範場。
臺北市農業主題網-南港茶葉製造示範場 (recreational-agriculture.taipei)
MRT南港展示館から車で20分位山の中にあります。
いつでも参観する事ができ、施設の中には製茶の機械もあって見学もできます。
空気がきれいで景色も良くゆっくりとお散歩が楽しめます。
今回は、知人が人数を集って開催されたお茶つくり体験に参加しました。
通常も、定期的に製茶体験を開催しているようです。作ったのは紅茶。
基本的な台湾紅茶の製造工程は、茶摘み→萎凋→揉捻→乾燥。
今回は、すでに萎凋までされていて参加者は、揉捻の作業をさせてもらいました。
揉捻の目的は、茶葉を揉む事によって茶葉と茶葉を擦り小さな傷をつけ、お茶を淹れる時に茶葉が持つ成分を出やすくする事です。
揉みすぎてしまうと雑味まで出てしまうので、どの位揉むのかが重要です。
通常揉捻の作業は機械を使って行いますが今回は手揉み。
大体2時間位揉捻を続け途中機械でも揉捻し、さらに手で揉んで行きます。
手揉みをしていると茶葉の香が緑緑しい葉の香から少しずつ甘い香りに変化し、色も緑から少し茶色がかった色になりました。
お茶の葉っぱから、飲む茶葉へと変わって行く工程を実感できました。
通常、大きな布に包んで機械で揉捻をする工程も小さな布に包んで手揉みで揉捻の作業するので、茶葉への愛着がとてもわいて来ます。揉捻の作業の後は茶葉に布のかけて2時間位休ませます。
その後に乾燥の工程を経て紅茶の出来上がりです。大体3ヶ月置いてから飲んでくださいとの事でした。
素人の作品ですが、完全手もみのお茶なので飲むのが楽しみです。
ここでは、製茶体験の他にも石鹸作りや、粽を作る体験など色々活動をしているようでした。
ゆっくりお茶つくりを体験しながら、台湾の自然を楽しみたい時に遊びに行ってみると良いと思います。
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